いつの頃からか、「地元の杉並への感謝の気持ち」として、何かの形で「杉並という地域社会と接点のある活動をしていきたい。」と強く思うようになりました。自分自身の個性として、この杉並という地域・環境によるところが大きく影響していると思うからです。特に、小・中学生という成長時期において、学校の先生とのかかわり、友人の両親とのかかわりなど、両親だけでなくそれ以外の「大人」は、とても大きな存在でした。当時は意識をすることもありませんでしたが、大学、社会人と活動する世界が広がるほどに、「育った杉並の環境によるもの」、という事を意識せざるをえませんでした。大人がきちんと「大人」として活き活きと働き、話し、一人一人の子供の個性を尊重し、向き合ってくれました。他者との比較ではなく、「一人一人の子供の良いところ」を認め、誉めてくれた先生。勉強やスポーツが得意な子、芸達者な生徒など、それぞれの「居場所」作り、「存在」をアピールもしてくれました。大人達は、ダメな事をすると叱ってくれました。そしてきちんと、何故ダメなのか、どうしたらよいのか、自分達で「考えて行動する」機会を与えてくれました。失敗は、「次の成功へのプロセス」だということを明るく話てくれた大人達。その後様々な人との「出会い」の中で、「相手を認める」と寛容さの原点は、このように「杉並」という自然と心豊かな恵まれた環境で育った点にあり、今の自分ベースになっています。

善福寺川公園の見事な桜は
杉並区民の心のふるさとです。
杉並区民の心のふるさとです。
男女共に学ぶ「機会の平等」など、今の時代では当たり前の事を、40年も前から教育、指導してくれたのは、「杉並」の教育において大きな特徴かと思います。男女分け隔てなく、教育の機会を与えられている家庭が多かったように思います。その中でも、女子は女子らしくまた、男子は男子らしくという良い意味での「男女の補完関係の重要性」を教わりました。日ごろの「しつけ」や「対話」の中で、時代が変わっても変わらない普遍的な事、互いの良いところを認め合い、助けあっていく事の大切さを大人達自らが示してくれていたように思います。

こうした背景から、かねてより「花育」を提唱していたフラワーセラピスト・内田順子氏と共に、「すぎなみ花育プロジェクト」を立ちあげました。私自身、「自然と心が豊かな杉並」に育った感謝の気持ちを、次世代につなげていきたいという「想い」からです。
情報化社会となった今、携帯電話やメールなど便利なコミュニケーションツールは日々進化しています。そうなればなるほど、「五感」による、人と人との、Face to Faceでのリアルコミュニケーションが大切になります。花と触れ合うことで右脳を活性化させ、心を育む「花育」。「杉並」が目指す地域社会とのかかわりの中で、杉並の大人と次世代子供たちとのつながりを求めて、この「すぎなみ花育プロジェクト」の輪を少しずつ広げていきたいと思います。
情報化社会となった今、携帯電話やメールなど便利なコミュニケーションツールは日々進化しています。そうなればなるほど、「五感」による、人と人との、Face to Faceでのリアルコミュニケーションが大切になります。花と触れ合うことで右脳を活性化させ、心を育む「花育」。「杉並」が目指す地域社会とのかかわりの中で、杉並の大人と次世代子供たちとのつながりを求めて、この「すぎなみ花育プロジェクト」の輪を少しずつ広げていきたいと思います。

